結露には要注意

世界一の高気密マンションと言われている日本では、結露は重要な問題でもあります。これは気密性が高まれば必ず生じる問題です。一昔前は、ドアに新聞受けがついていて、外から新聞が差し込めました。その新聞受けが換気の役割を果たしていたのですが、今はどこからもすきま風が入らないような構造になっています。窓ガラスの結露は目に見えるのでふき取れますが、壁や天井の内側にも気づかないうちに結露が発生していることもあります。厄介なのは、後者のほうです。目に見えないので対策をとることもできず、気がついたら壁にカビが発生、最悪の場合は腐ってしまうこともあります。カビが浮遊するとアレルギーの原因にもなるので、結露対策は重要なのです。ふつう各居室に通気口、エアコンの通気口が2つあるので、基本的には開けてください。春先の花粉の時期は、抵抗を感じる人がいるかもしれません。これの対策として、通気口につける花粉対策フィルターが販売されています。1箱50個くらいで、ばら売りはしてくれませんが、管理組合が発足したら共同購入するといいでしょう。壁に亀裂が入り、床が傾いたりするのも、地盤沈下によって引き起こされたことです。建物をどんなに立派に作っても、地盤対策がしっかりしていなければどうしょうもありません。また、地盤対策がしっかりしていても、長期間マンションの重みに耐えられるような地盤ではないこともありえます。残念ながら、I美さんの物件は、今後ますます沈下していく可能性が高いです。部屋を修理しても「焼け石に水」の状態だということです。業者相手に裁判を起こすとしても、その間はどこに住めばいいのか。